原題
|
Greyfriars Bobby |
製作年度/国
|
2005年/イギリス |
上映時間
|
1時間44分 |
日本公開
|
2007年3月24日 関西公開:2007年6月30日 |
配給会社
|
アルバトロス・フィルム |
ジャンル
|
ファミリー、アドベンチャー、ドラマ、動物 |
カラーorモノクロ
|
カラー
|
監督
|
ジョン・ヘンダーソン(「永遠の夢/ネス湖伝説」)
|
| 脚本 |
ジョン・ヘンダーソン |
|
リチャード・マシューズ |
|
ネヴィル・ウォッチャースト
|
| キャスト |
ユアン少年 |
オリヴァー・ゴールディング |
|
ジェームズ・ブラウン |
ジェームズ・コスモ |
|
モーリーン・グレイ |
ジーナ・マッキー |
|
ダンカン・スミシー |
ショーン・パートウィー |
|
リー牧師 |
グレッグ・ワイズ |
|
ウィリアム・チェンバース卿 |
クリストファー・リー
|
| 公式HP |
http://www.yuanshonen.com/ (日本) |
|
http://www.bobbythedog.co.uk/ (イギリス)
|
| ストーリー |
19世紀半ばのスコットランド。貧困地区に母と二人で暮らすユアン少年は、警察官ジョンが飼っているテリア犬のボビーと大の仲良しだった。ある日、ジョンが病気で他界し、忠実なボビーは彼が埋葬されている墓地に住み着いてしまう。墓の管理人に何度追い払われても、必ず戻って来るボビー。やがてボビーの忠犬ぶりは町中の知るところとなり、人々は優しく見守るのだが、その小さな白い犬には危険が迫っていた…。
|
| K’s Point |
スコットランド版“忠犬ハチ公” |
|
日本人にはお馴染みの忠犬ハチ公は、命有る限り、亡くなったご主人様の帰りを待ち続けた健気な秋田犬だった。それと同じような話が、スコットランドにも実在した。小さな英雄ボビーは、飼い主の死後14年もの間、墓を守り通したテリア犬。この感動的な実話は人々の胸を打ち、ボビーは今でも伝説の犬として語り継がれているのだ。本作は、その話に架空の人物や当時の史実をプラスしたもの。テリアと言っても様々な種類が有り、ボビーがどの種類に属するのかも諸説囁かれるが、本作ではフサフサの白い毛並みが愛らしいウエスト・ハイランド・ホワイトテリアを起用した。ドッグフード“シーザー”のCMに登場する犬と同じ種類である。ボビーは名演技が認められ、2005年度のカンヌ国際映画祭で優秀な犬に贈られる“パルムドッグ賞”の次点を受賞した(最優秀に選ばれたのは「天空の草原のナンサ」のツォーホル)。
|
| K’s Point |
小さな犬でも、権力を持たない市民でも、世の中は変えられる |
|
何かが大きく転換する発端になるものは、意外と小さかったりする。日曜日の説教で牧師が声高に訴えかけるほど、この街には矛盾がはびこっていた。産業活動の活性化で、低賃金で酷使される労働者は、子供を上の学校まで上げてやることも出来ず、自分と同じ道を歩ませるほかない。親が死んでしまった子供たちは、救貧院で骨と皮の姿にさせられる。一部の特権階級が、彼らの上にあぐらをかいて、悠々自適の生活を営んでいる。格差スパイラルは、今に始まったことではない。現代にも通じるこんな状況に、勇敢な小犬と読書好きの少年が楔を打ち込む物語は、信念を持って頑張ることの素晴らしさを味わわせてくれる。 |