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ムービーK
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 フランス映画祭2008 
ムービーK 注目作
「水の中のつぼみ」

(原題:Naissance des pieuvres)

公式HP http://www.tsubomi-movie.jp/


q記者会見 at スイスホテル南海大阪
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映画上映
2008年3月17日  21:00
TOHOシネマズなんば
出演: アデル・ヘネル
監督: セリーヌ・シアマ
2008年3月16日、「フランス映画祭2008」で上映される「水の中のつぼみ」の出演者、アデル・ヘネルさんと、セリーヌ・シアマ監督が来阪し、記者会見が行われた。

セリーヌ・シアマ監督は弱冠27歳の女性監督。
初監督作である本作が、カンヌ映画祭「ある視点部門」に正式出品され話題となった。
また、アデル・ヘネルさんも本作で2008年第33回セザール賞<最優秀有望若手女優賞>にノミネートされ、今後の活躍が期待される女優である。



Q:監督に質問です。
この作品はオリジナルの脚本になりますが、脚本を作るにあたってどういう所にインスパイアされたり、着想をえたりしましたか?


監督: 少女の目でみた少女の映画は意外と語られていません。映画で、例えば女性が主人公でも男性の目で観た世界だったりしますが、女の子だけの世界、小さな泡の中に女の子だけいるような映画をつくりたいと思いました。
Q:フランス映画は日本人の映画ファンからみると、大人が題材であったり、ボディランゲージだったり、官能だったり、言葉のやりとりでみせていくものがフランス映画の特徴だと思うのですが、この映画は全く違う神聖なものを感じましたが。。。。


監督: 私としては最初の映画だったので、性的なことだけでなく初体験みたいなことをテーマにして描きたいと思いました。
そういう中で全てが新鮮でした。
フランス映画として今までにあまりないかもしれませんが、私が作りたかったのは「フランス映画」ではありませんし、私世代のフランス人は外国の文化だったりアメリカ映画だったりアニメなど影響を受けています。
また、フランス映画でも伝統的な自分の気に入ったところをとってきてあわせたりしています。
Q:アデルさんに質問です
第10回のフランス映画祭で来日した時に、デビュー作はスクリーンの中の自分の姿を、未熟だったため見る事が出来なかったと言われていましたが、今回はみることが出来ましたか?


アデルさん:今回は場面場面で違うけれど平気でみる事が出来ました。
全体的にいうと、自分ではない人を演じているわけで、それを自分が外側からみているのは奇妙な感じがします。
前の作品は自閉症の女の子の役で、特殊メイというか容貌がとてもかわっている映画だったので恥ずかしくて観ることができませんでした。
Q:今回の役は前作同様、勇気のいる役ではありませんでしたか?

アデルさん:ただ前の自閉症の役は伝えるものがなかったのですが、今回は愛を伝える役だったので・・・

Q:今回の作品は女優として満足の出来る作品になりましたか?


アデルさん:今回のほうが、観客としては幅広い層に観てもらえる作品だと思います。
Q:監督に質問します。
アデルさんに求めたものは?



監督:彼女だけでなく、三人に求めました。
私は 細かく注文をつけるタイプです。
また細切れにならないようロングショットが多いので俳優には集中力を要求しました。
編集することが出来ないショットだったので・・・

Q:過去にも少女を題材にしている映画は何本かありますが、「少女」がテーマとして魅力的な理由は?


監督:一つは今までの映画になかったものを持ち込む、描く事が出来るという点です。少女をテーマにしたものはありますが、観ている人が少女の体を通して観るステレオタイプのものが多かったと思います。私は「女の子どうしの欲望」や「愛」を描きたいと思いました。





Q:アデルさんに質問です。少女のままでいたいですか?早く大人になりたいですか?


アデルさん:今、16歳の時を考えると自分のアイデンティティーがどこにあるかわかりませんでした。しかし今19歳になり、当時と比べると自分がどういう人間かわかるようになってきたし、アイデンティティーを主張できるようになってきました。
順調に年を重ね成長していくことがいいことだと思います。



監督・脚本/セリーヌ・シアマ
「水の中のつぼみ」が初監督作となるセリーヌ・シアマは現在27歳。郊外に生まれ育ち、フランス文学で修士号を取得した後、名門・フェミス映画学校の脚本コースに学ぶ。2006年に卒業制作として執筆した脚本「水の中のつぼみ」がTV局“フランス3チャンネル”も協力するコンクールで最優秀脚本賞を受賞。それまで監督経験がまったくないながら、「この脚本の世界観をいちばん理解している君なら」と指導教官やプロデューサーに強く薦められ、自ら監督しての映画製作に乗り出したのは、まだ卒業から一年も経過していない時期だった。作品はそのまま2007年カンヌ国際映画祭“ある視点”部門の正式上映作品に選ばれるという快挙を成し遂げる。
フロリアーヌ/アデル・ヘネル
パリ12区で生まれ、郊外で育った現在19歳。(撮影当時 17歳)。父は翻訳家、母は教師で、男ばかり4人兄弟の中で育つ。幼い頃に舞台に魅了されて地元の劇団に参加。映画デビューは11歳で主役に抜擢されたクリストフ・ルッジア監督の『クロエの棲む夢』(02)。
本作で、ルックスと演技力の双方で大きな飛躍を遂げ、セザール賞の<最優秀有望若手女優賞>に、アンヌ役のルイーズ・ブラシェールと並んでノミネートされた。
本年度、セザー賞ノミネート<最優秀新人作品賞/最優秀有望若手女優賞>
 
(C)Les Productions Balthazar 2007
 「水の中のつぼみ」
(原題:Naissance des pieuvres)

2007年カンヌ映画祭「ある視点」部門 出品作品
監督:セリーヌ・シアマ
出演:ポーリーヌ・アキュアール(新人)、
ルイーズ・ブラシェール(新人)、アデル・ヘネル

製作: Balthazar Productions 
制作協力:Canal+ 、Région Ile-de-France (C)
Les Productions Balthazar 2007
撮影:クリステル・フルニエール
(フランス映画、2007年、85分、35mm、1:1.85、カラー、フランス語)
配給:ツイン/ポニーキャニオン
公開表記:初夏、渋谷Q-AXにてロードショー
ストーリー 
中学生のマリーはシンクロ・クラブの華フロリアーヌに恋をした。クラブの少女たちとは口もきかない孤高の彼女が、唯一自分には心を開いてくれるのがマリーには嬉しかった。奔放に男たちと戯れる彼女を目にするたびに痛みは感じながらも。そんなある日、彼女がマリーに切り出した。「あなたに頼みたいことがあるの」。甘酸っぱい夏に残酷な終わりが訪れようとしていた・・・。