| 原題 |
El Orfanato |
|
The Orphanage
|
製作年度/国
|
2007年/スペイン、メキシコ |
上映時間
|
1時間48分 |
日本公開
|
2008年12月20日 関西公開:2009年1月10日 |
配給会社
|
シネカノン |
ジャンル
|
ホラー、ドラマ、ミステリー |
カラーorモノクロ
|
カラー |
| 主な受賞歴 |
・バルセロナ映画祭 作品賞・監督賞・女優賞(B・ルエダ)・撮影賞・編集賞・美術賞・ |
|
サウンド賞 (2007年) |
|
・ゴヤ賞 新人監督賞・オリジナル脚本賞・美術賞・美術監督賞・音響賞・ |
|
特殊効果賞・メイクアップ&ヘアスタイル賞 (2008年)
|
| 監督 |
J・A・バヨナ
|
| 製作総指揮 |
ギレルモ・デル・トロ(「デビルズ・バックボーン」「パンズ・ラビリンス」(共に製作))
|
| 脚本 |
セルヒオ・G・サンチェス
|
| キャスト |
ラウラ |
ベレン・ルエダ |
|
カルロス |
フェルナンド・カヨ |
|
シモン |
ロジェール・プリンセプ |
|
ピラール |
マベル・リベラ |
|
ベニグナ |
モンセラート・カルーヤ |
|
エンリケ |
アンドレス・ヘルトルディクス |
|
バラバン |
エドガール・ビバル |
|
アウロラ |
ジェラルディン・チャップリン
|
| 公式HP |
http://www.cinemacafe.net/official/eien-kodomo/ (日本) |
|
http://www.elorfanato-lapelicula.com/ (スペイン) |
|
http://newline.com/properties/orphanagethe.html (アメリカ)
|
| ストーリー |
里親に引き取られるまで孤児だったラウラは、夫カルロスと息子シモンと共に、かつて自分が育った海辺の孤児院へと戻って来る。彼女は閉鎖されていたこの孤児院を買い取り、障害を持つ子供たちのための施設を開くべく準備に取り掛かる。しかし、想像の世界の友だちと遊ぶようになったシモンのことも気掛かりだった。そんな中、ラウラの施設はオープン・パーティの日を迎えるが、招待客で賑わう館のどこにも、シモンの姿が見えない。半狂乱になって探し回るラウラの祈りもむなしく、完全にいなくなってしまったシモン。彼は一体どこへ行ってしまったのか? そして、ラウラが知ることになる、ある恐ろしい秘密とは?
|
| K’s Point |
すべてを凌駕する母の愛 |
|
子供に何か危険が迫った時、なりふり構わず助けようとするのが親というもの。いわゆる“無償の愛”というやつだ。この映画のヒロイン、ラウラも、息子を取り戻すため、諦める気持ちと恐怖心を捨て去る。彼らの特別な親子事情を知れば、その愛情の深さには驚くばかりだ。それだけに、親子に待ち受ける結末には、より一層の感動が押し寄せる。ミステリーの要素を含む以上、ここで多くを語るのは不粋だ。あなた自身の目で親子に訪れる出来事をしっかりと見届け、表現し難い独特の余韻を是非味わってほしい。人によっては、早くも今年一番の感動となるかも知れない、素晴らしい愛の物語が紡がれているのだから。
|
| K’s Point |
世界的に大注目のスペイン系ホラー |
|
今や新たに確立されたジャンルと言ってもいいぐらい話題のスペイン系ホラー。その“コワ気持ち良い”感覚は、ハリウッド製ホラーとも、ジャパニーズ・ホラーとも、コリアン・ホラーとも違う。この独特の世界観が、ありきたりな企画に飽き飽きしたホラー界で注目を集めている。2001年にニコール・キッドマン主演で製作された「アザーズ」は、スペイン人監督アレハンドロ・アメナバールによるもの。昨年、ハリウッドは「Quarantine(日本未公開)」というホラーを公開したが、これはスペインで記録的大ヒットを叩き出したドキュメンタリー・タッチのパニック・ホラー「REC/レック」のリメイクである。そして、何といっても本作の製作総指揮を務めたギレルモ・デル・トロ。メキシコ人でありながら、スペインからもホラーを送り出してきた彼オリジナルのダーク・ファンタジーとホラーの融合は、もはや誰にも真似の出来ない風格。スペイン・ホラー界から押し寄せるニュー・ウェーブの今後を推し量る意味でも、「永遠のこどもたち」は見逃してはならない一作なのだ。
|
| K’s Point |
鬼才が送り出した新たな才能 |
|
ギレルモ・デル・トロ監督が製作総指揮としてスタッフに名を連ねていることが、宣伝上の一番のウリとなっている。が、デル・トロ自身が若い才能を世に送り出すアシストをしたに過ぎないと述べているように、ここでは新しい才能に注目すべきである(もちろん、かなり昔に彼らをチェックしていたデル・トロの嗅覚がすごいのだが)。これが長編デビュー作となるJ・A・バヨナ監督は、若干33歳。短編ではすでに傑作と評価されるものを送り出している彼の次回作は、デル・トロも再びスタッフとして加わるスリラー。2作目にしてハリウッド・デビューだ。脚本家のセルジオ・G・サンチェスも、まだ36歳と若手。大量にシナリオを読んでいるデル・トロの目を釘づけにしたストーリー・テラーぶりに大いなる期待がかかる。
|