原題
|
Australia |
製作年度/国
|
2008年/アメリカ |
上映時間
|
2時間45分 |
日本公開
|
2009年2月28日 全米公開:2008年11月14日 |
配給会社
|
20世紀フォックス |
ジャンル
|
人間ドラマ、戦争、西部劇、アドベンチャー |
カラーorモノクロ
|
カラー |
監督
|
バズ・ラーマン(「ダンシング・ヒーロー」「ロミオ&ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」)
|
| 原案 |
バズ・ラーマン(「ダンシング・ヒーロー」(原作))
|
| 脚本 |
バズ・ラーマン(「ダンシング・ヒーロー」「ロミオ&ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」) |
|
スチュアート・ビーティー(「ブレイク・スルー/クレイゴ島からの脱出」「コラテラル」)
|
| 製作 |
バズ・ラーマン(「ロミオ&ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」) 他
|
| キャスト |
レディ・サラ・アシュレイ |
ニコール・キッドマン |
|
ドローヴァー |
ヒュー・ジャックマン |
|
ニール・フレッチャー |
デヴィッド・ウェンハム |
|
キング・カーニー |
ブライアン・ブラウン |
|
キプリング・フリン |
ジャック・トンプソン |
|
キング・ジョージ |
デヴィッド・ガルピリル |
|
ナラ |
ブランドン・ウォルターズ |
|
その他のキャスト |
デヴィッド・ングームブージャラ |
|
|
アンガス・ピラクイ |
|
|
リリアン・クロンビー |
|
|
ユン・ワー
|
| 公式HP |
http://movies.foxjapan.com/australia/ (日本) |
|
http://www.australiamovie.com/ (アメリカ) |
|
http://www.australiathemovie.com.au/ (オーストラリア)
|
| ストーリー |
イギリス貴族のレディ・サラ・アシュレイは、領地売却のためにオーストラリアへ旅立った夫の留守を預かっていたが、1年も帰って来ないことを怪訝に思い、オーストラリアへ赴く。そこで彼女を待っていたのは、夫が迎えにと寄越した無骨なカウボーイのドローヴァーだった。二人は最悪の第一印象のまま、反発し合いながらどうにか領地へと辿り着く。しかし、そこは荒れ果て、彼らはある事件が起こっていたことを知る。自分の手で領地を守らなければならなくなったサラは、1500頭もの牛を遠く離れた軍に売るため、ドローヴァーや先住民アボリジニの少年ナラたちと共に、過酷な旅に出るのだった…。
|
| K’s Point |
ビバ、オーストラリア! 贅沢にこしらえられた観光ハーレクイン・ロマンス |
|
ハリウッドに吹きつけるオーストラリアからの風は、益々勢いを増すばかり。すでにアメリカ人だけのものではなくなってしまった(アメリカ人だけでは成り立たなくなってしまった)アカデミー賞®授賞式を見ても、オージー・パワーを感じることができる。助演男優賞に輝いた故ヒース・レジャーのみならず、なんと司会に大抜擢されたのもオーストラリア俳優ヒュー・ジャックマンだったのだから(しかも、例年のようなコメディ俳優ではなく)。その、ハリウッドも認めるビッグネームとなったヒューと、オーストラリアが誇る美女ニコール・キッドマンが、これまた国を代表する巨匠バズ・ラーマン監督の下、その名もズバリ「オーストラリア」なんてタイトルの超大作でロマンスを演じるのだから、オーストラリア人はさぞ誇りに思っていることだろう。そしてそれは、誇りに思うに足る作品に仕上がっている。牛の群れを連れての大移動は、映画館の座席で振動を感じるほどの大迫力だし、まさにスクリーンにうってつけの壮大な映像の連続は、見ごたえ充分。ラーマン監督独特の色彩を活かした映像美の中、「風と共に去りぬ」よろしく繰り広げられる美男美女のロマンスは、夢見心地にさせてくれる。ストーリー自体に捻りはないが、分かりやすい娯楽作としてお勧めできる。
|
| K’s Point |
明るいイメージのオーストラリアが辿って来た、悲しい歴史 |
|
大陸丸ごとを国土に持ち、大自然とは友だちで、大らかな気質を持つ人々が住むイメージのオーストラリア。しかし、少し前まで時を遡れば、そこにはアメリカ合衆国にも似た悲惨な歴史があったことを、この映画は教えてくれる。白人至上主義がまかり通っていた時代に先住民族アボリジニがどれほど虐げられていたのかを、語り手とも言うべき役割の少年ナラの目を通して描かれていく。アボリジニの子どもたちは親から引き離され、白人に従事する生活を強いられる。それが“失われた世代”と呼ばれる所以だそうだ。それが顕著に現れるのは、日本軍による攻撃シーン。彼らは白人と一緒に戦禍を逃れることも許されない。真っ先に日本軍に狙われるであろう島へと流されるのだ。この醜い歴史に、近代オーストラリア政府は謝罪し、終止符を打ったが、今現在アボリジニの人々は果たして正しく扱われているのだろうか? その成り行きを見届けるためにも、意義深い作品である。
|